ボリンジャーバンドが通用しない時


ボリンジャーバンド万能説と題して詳しい解説を続けていますが、ここで少し一服。

万能説に一石を投じたいと思います。

タイトルに万能「説」とつけたのは、筆者自身はボリンジャーバンドが万能だと思っていないからです。
なぜそう思うのか。

それは、ボリンジャーバンドが通用しない相場展開があるからです。

そのような展開になる時は多数あるのですが、どんな時がそれに該当するのか、それでは解説しましょう。

ボリンジャーバンドは、急激な値動きに弱いと言われています。

ある程度の値動きであればバンド幅が拡大するので、その範囲内での値動きとなります。しかし、中にはその許容範囲を超えるような急激な値動きも実際にありますよね。

そんな時はバンド幅が広がっても、値動きが±σを大きくはみ出してしまいます。

ここで問題になるのが、ボリンジャーバンド万能説を信じて±σの上限または下限いっぱいのところで逆張りを仕掛けた人です。

当然ながら逆張りの注文は成立しますが、その後も一方的な値動きが続き、やがてストップ・アウト。

この注文は何だったの?ということになってしまいます。

しかし、未来を予知できる人間はいません。

ボリンジャーバンドを見ていたら、確かにそんな相場の張り方をしたとしても不正解ではないのです。

では、このような失敗を避けるにはどうすれば良いのか?

次回以降解説していきましょう。


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