ボリンジャーバンドが得意とする通貨ペア


前回までに続いて、今回もボリンジャーバンド万能説についての解説です。

今回は、ボリンジャーバンドと通貨ペアの相性について考えてみたいと思います。まずは、ボリンジャーバンドによる分析が有効になりやすい、つまり得意とする通貨ペアから。次回は苦手とする通貨ペアについて解説します。

ボリンジャーバンドは、急激な値動きに弱いという特性を持っています。あまりにも展開が急すぎるとバンド幅から値動きが出たままの状態になってしまい、ほとんどの場合バンド幅に収まるという統計学上の特性がいかせなくなってしまいます。

このような異常事態が起きにくい通貨ペアが、ボリンジャーバンド向きです。

ドル円、ユーロドル、ユーロ円というメジャー3通貨のペアは流通量が多く、特定の投機筋が動いただけで一方的に動くということは少ないので、ボリンジャーバンド向きでしょう。

ポンドドルやドルスイス、オージードルなどドルストレートのペアも比較的流通量が多いのでボリンジャーバンド向きですが、さすがにメジャー3通貨同士ではないので投機的な動きが起きやすく、ドル円やユーロドルと比べると若干不向きな時もあります。




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